vol.118 糖尿病と高血圧 2024.12.03 糖尿病パンフレット 糖尿病と高血圧 糖尿病と高血圧は、多くの方が抱える生活習慣病です。この2つは別々の病気ですが、密接な関係があり、同時に発症するケースも少なくありません。これらを放置すると、心血管疾患や腎不全など重大な合併症につながるリスクが高まります。今回は、その関係性について詳しくご紹介します。 糖尿病と高血圧の関係性 糖尿病と高血圧は共通の原因や背景を持ちます (1)インスリン抵抗性糖尿病の主な特徴であるインスリン抵抗性が起こると、多くのインスリンが分泌され、交感神経の緊張が高まり、血圧が上がりやすくなります。(2)肥満肥満は、糖尿病と高血圧の共通のリスク因子です。脂肪が増えると、体内の炎症やホルモンバランスの乱れが起こりやすくなり、血糖値や血圧の制御が難しくなります。(3)腎臓への負担糖尿病性腎症は糖尿病の合併症の一つですが、腎臓がダメージを受けると体内のナトリウムが排出されにくくなり高血圧を悪化させます。一方、高血圧が長期間続くと腎臓に負担をかけ、糖尿病性腎症を進行させる悪循環が生じます。 高血圧の管理 糖尿病と高血圧はいずれも「サイレントキラー」と呼ばれ、症状が分かりにくい病気です。定期的に検査を受け、適切に管理することが大切です。 糖尿病と高血圧を合併している場合の 血圧の目標(病院で測定した場合) 収縮期 130 mmHg未満 拡張期 80 mmHg未満 「血圧は低いほど良い」とされており、血圧をしっかりと下げることで、合併症のリスクを減らすことができます。 食事療法のポイント ● 1日の塩分摂取量は 6g未満を目安に● 調味料の使用を減らし、酸味や香辛料で味付けを● 野菜や果物、海藻類をとり、ナトリウムの排出を促す● 食物繊維を多く含む食品(野菜、豆類)をとる
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