甲状腺・内分泌内科について

内分泌内科は、ホルモンを産生する臓器の疾患や、ホルモン異常に関連する病気を専門的に診療する分野です。当クリニックでは、下垂体、甲状腺、副甲状腺、副腎などの内分泌臓器の疾患に加え、内分泌疾患を原因とする高血圧、脂質異常症、糖尿病など、幅広い病態に対応しています。内分泌疾患の多くは、特徴的な症状が表れにくいのが特徴です。そのため当クリニックでは、甲状腺疾患に関して十分な知識をもった医師が、一人ひとりの状況に応じた適切な検査をご提案します。
内分泌内科は、ホルモンを産生する臓器の疾患や、ホルモン異常に関連する病気を専門的に診療する分野です。当クリニックでは、下垂体、甲状腺、副甲状腺、副腎などの内分泌臓器の疾患に加え、内分泌疾患を原因とする高血圧、脂質異常症、糖尿病など、幅広い病態に対応しています。内分泌疾患の多くは、特徴的な症状が表れにくいのが特徴です。そのため当クリニックでは、甲状腺疾患に関して十分な知識をもった医師が、一人ひとりの状況に応じた適切な検査をご提案します。
福島県では、2011年の東日本大震災で起きた福島第一原発事故の影響で、小児の甲状腺がんが発生していないかを検査する甲状腺検査を実施しています。対象となるのは震災時に福島県に住んでいた概ね18歳以下だった方です。対象者が多いため、クリニック等の医療機関でも検査を実施しています。当院は指定医療機関です。検査の申請方法等については下記サイトをご覧ください。
迅速甲状腺ホルモン検査
超音波検査(甲状腺エコー)
穿刺吸引細胞診により、しこりが良性か悪性かを判断します。また、嚢胞に対してエタノール注入療法(PEIT)も行っています。
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診察券(受診歴のある方のみ)、保険証、マイナンバーカードをご持参ください。他院からの紹介状や採血データ、お薬手帳、健康診断や人間ドックの結果をご持参いただくと参考になります。
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看護師より初診の患者さんにこれまでの経過や、日常生活の状況(食事・運動・仕事・ご家族のことなど)を伺います。 これは、治療の基本情報となります。当院治療に期待する事や要望など医師に直接話しにくいことをお伝えください。
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身長・体重・血圧等の測定。甲状腺ホルモンや甲状腺自己抗体など治療にあたり必要な採血を行います。当日甲状腺超音波検査の実施も可能です。
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甲状腺、内分泌専門医による診察、診断を行います。ご不明な点や不安な点がありましたら気軽にご質問ください。
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必要な投薬の提案や病気についての説明、今後の通院間隔や経過などについてお話しいたします。お忙しい方にはお電話での結果説明も実施しております。
甲状腺は、首の前側にある蝶々の形をした内分泌器官です。この小さな臓器が作り出すホルモンは、体のエネルギー代謝や発達に欠かせない役割を担っています。しかし、甲状腺機能低下症になると、甲状腺ホルモンの産生が不足し、代謝が全身的に低下します。特に、橋本病は自己免疫の異常が原因で、徐々に甲状腺組織が破壊されるのが特徴です。結果的に体重増加、皮膚の乾燥、便秘、しびれなど、さまざまな不調を引き起こします。うつ病や更年期障害と混同されやすいため、注意が必要です。
甲状腺機能亢進症では、甲状腺ホルモンが過剰に分泌され、代謝が過度に高まっている状態です。症状として代表的なのは、動悸、発汗、体重減少、下痢、イライラ感などです。なかでもバセドウ病は代表的な疾患で、眼球突出を伴うことがあります。
甲状腺腫瘍は、甲状腺組織から発生する腫瘍性病変の総称です。大半はしこりがあるだけの良性ですが、腫瘍の状態によっては、呼吸困難などを伴うこともあります。また、まれに甲状腺がんの可能性もあるため、丁寧な検査と経過観察が必要です。
下垂体は私たちの体の中で、ホルモンを制御する重要な役割を担う小さな器官です。この小さな器官は、脳の一部である視床下部と連携しながら、体の他のホルモンを作る器官たちに指示を出します。つまり、体の内分泌系の指揮官のようなものです。そして何らかの要因で下垂体が過剰に働くと、先端巨大症やクッシング病などの疾患が起こり、逆に機能が不足すると下垂体性小人症や中枢性尿崩症を発症することがあります。これらの状態は、体の成長、ストレス反応、性機能などに影響を与えます。
副甲状腺機能亢進症は、副甲状腺ホルモンが過剰に分泌される状態です。副甲状腺ホルモンが通常以上に多く体内に存在すると、血液中のカルシウム濃度が上昇します。カルシウムが適切なレベルを超えてしまうと、尿路結石や骨粗鬆症が起こりやすくなってしまうのです。また、高カルシウム血症に関連した症状も見られます。食欲が落ちること、吐き気がする、嘔吐、便秘が起こる、疲労感が強まる、筋力が低下する、心理的な影響が出る、口の渇きなどが代表的な症状です。
副腎は、腎臓の上に位置する小さな内分泌器官です。体のストレス反応や血圧調節に必要なホルモンを分泌します。副腎疾患は、これらホルモンの分泌異常が原因で発生し、その結果として体重増加、高血圧、糖尿病などの症状を引き起こしてしまうのです。副腎の機能異常は健康に重大な影響を及ぼす可能性があるため、不調を感じたら早期に当院で検査するようにしましょう。
高血圧は、心臓が収縮するときに記録される上の血圧が140mmHg以上、または心臓が拡張したときに測定される下の血圧が90mmHg以上の状態を指します。このような血圧の状態が続くと、体内の血管に負担がかかり、動脈硬化が進行することがあります。高血圧は現代社会の代表的な疾患の一つです。その原因は単純ではありませんが、中には他の疾患が引き金となる二次性高血圧も存在します。二次性高血圧の主な原因は、腎臓病と内分泌疾患です。腎血管性高血圧、原発性アルドステロン症、クッシング症候群、褐色細胞腫など、特定の疾患により血圧が上昇します。最近では、睡眠時無呼吸症候群も二次性高血圧の原因として注目されています。
肥満は単なる体重過多ではなく、健康に悪影響を及ぼす病的な状態です。特に内臓脂肪型肥満は、メタボリックシンドロームの温床となり、糖尿病、高血圧、脂質異常症などの生活習慣病のリスクを高めます。肥満の原因は多岐にわたります。過食や運動不足などの生活習慣が主な要因ですが、内分泌疾患が関与する場合もあります。
骨粗鬆症は骨量と骨質の低下により、骨折のリスクが増大する疾患です。日本では高齢化に伴い患者数が増加の一途をたどっており、寝たきりの原因として大きな問題となっています。骨粗鬆症の原因として多いのが、閉経後女性に多い原発性骨粗鬆症です。しかし内分泌疾患に伴う続発性骨粗鬆症も見逃せません。代表的なものとして、クッシング症候群と甲状腺機能亢進症があります。
Diabetology
糖尿病の方、または糖尿病予備軍(糖尿病の気がある)とされる方が対象の診療科です。治療は専門医が患者さん一人ひとりを丁寧に診察します。専門知識をもつスタッフと共に、患者さんの生活を踏まえた治療を行っております。
Endocrinology
内分泌内科はホルモン異常により生じる病気を診療する科です。バセドウ病、橋本病、甲状腺腫瘍などの診断・治療や、脂質異常症、高尿酸血症、その他のホルモン異常疾患の診断、治療を行っております。
Cardiology
循環器科は主に血管と心臓に関連する症状を診療する科です。不整脈、高血圧症、動脈硬化、虚血性心疾患、心筋梗塞、狭心症などの診療を行っています。
Internal-Medicine
一般内科・小児科では、発熱、のどが痛い、咳や痰などの症状の診療を行っています。
小山市の特定健康診査や各種がん検診、肝炎ウイルス検診、男性の風しん抗体検査、また高齢者用肺炎球菌、帯状疱疹、インフルエンザなどの各種予防接種を行っています。
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
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8:30~12:00 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ★ |
15:00~18:30 | ○ | ○ | ○ | 休 | ○ | 休 | 休 |
★第3日曜のみ診療(完全予約制)しています
【休診日】木曜午後、土曜午後、日祝