ご来院アンケート実施中!
  • 0285-24-2200

    【受付時間】8:30~12:00 / 15:00~18:30
    ※木曜午後、土曜午後、日曜(第3以外)、祝日は休診

トピックス

甲状腺の病気について③

  • クリニックからのお知らせ
  • 甲状腺疾患
  • スタッフ・院長コラム

橋本病 ~甲状腺ホルモン値が下がる病気~

橋本病は、九州大学の外科医であった橋本策(はかる)博士が、1912年(大正元年)に世界で初めてこの病気に関する論文をドイツの医学雑誌に発表したことに由来して名付けられた病名です。
別名「慢性甲状腺炎」とも呼ばれ、この名称は病気の成り立ちを表しています。橋本病は、甲状腺の組織成分に対する自己抗体が原因で、甲状腺に慢性的な炎症が生じる疾患です。
この病気は、特に女性に多く発症し、男女比は約1対20~30とされています。年齢層では20代後半以降、特に30~40代が多く見られ、幼児や学童期の発症は非常に稀です。
主な症状には、甲状腺の腫れ(甲状腺腫)や甲状腺ホルモンの低下による以下の症状が挙げられます
• 水っぽくなく、押しても元に戻るむくみ
• 皮膚の乾燥
• 寒がり
• 体重増加
• 便秘
• 徐脈(脈拍が遅くなる)
• 無気力
• 月経異常

橋本病の治療法

甲状腺機能が正常であれば、ホルモンの過不足がなく体には影響がないため、治療を急ぐ必要はありません。しかし、甲状腺機能低下が見られる場合は治療が必要です。
体にはっきりとした症状を感じなくても、甲状腺ホルモンの不足が長期間続くと、次のような影響が現れる可能性があります
• 心臓の働きが低下
• 肝臓機能の低下
• 新陳代謝の低下による臓器への影響
• 血液中のコレステロール濃度の上昇
• 動脈硬化の促進
治療の基本は、体内で不足している甲状腺ホルモンを薬で補うことです。ホルモン剤と聞くとの副作用を心配する方もいますが、副作用はほとんどありません。少量から服用を始め、慎重に増量を行うため、安心して治療を受けて頂けます。
適切な薬の量が決まるまでに通常2~3ヶ月程度かかります。その後は、決められた量の服用を続けます。ホルモンが適切な量で補充されているかは、年に数回の採血で検査をしていきます。

次回は甲状腺腫について

ご予約・お問い合わせ

CONTACT

診療時間
8:30~12:00
15:00~18:30

★第3日曜のみ診療(完全予約制)しています
【休診日】木曜午後、土曜午後、日祝

Web予約、またはお電話でご予約をお願いします。
※初診の当日予約はWeb予約はできません。お電話でご予約をお願いします。
※予約は午後が空いております。待ち時間が気になる方は午後の予約をお勧めしております。

【受付時間】8:30~12:00 / 15:00~18:30
※木曜午後、土曜午後、日曜(第3以外)、祝日は休診。

ご来院アンケート実施中!

ページトップへ戻る