vol.89 コンビニ食の達人
- 糖尿病パンフレット
コンビニ食の達人
小山市には 約80件のコンビニエンスストアがあります。気が向いたときに気軽に行ける距離にあり、駐車場は完備、品揃えは豊富、年中無休!・・・そんなコンビニの食品で、食事を済ます機会も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、コンビニで食事を選ぶ際の選び方のコツをご紹介します。
まずは栄養成分表示をチェックしましょう
熱量 ●●●kcal ①
たんぱく質 ●●g ②
脂質 ●●g ③
炭水化物 ●●g ④
(糖質●●g 食物繊維●●g)
食塩相当量 ●g⑤
※ 表示は 1袋あたり、100gあたり など商品によって異なるため注意しましょう
① 熱量(カロリー)は、指示されている1日のカロリーを超えないよう心がける。
② たんぱく質 は身体をつくる重要な栄養素。総摂取エネルギーの20%が目安。(摂取制限を受けている方を除く)
③ 脂質は、総摂取エネルギーの25%を目安とする。
④ 炭水化物 はエネルギー源の「糖質」と、体内で消化されない「食物繊維」の2つで構成されています。食物繊維で1日20g以上とるように心がける。
⑤ 食塩は1日6gが目安。(食塩1g≒ナトリウム400mg)
コンビニ食の組み合わせと選び方
炭水化物のみではなく、たんぱく質や野菜を含む商品を選びましょう
✖ おにぎりとカップ麺、中華まんと菓子パン、パスタとおにぎり ✖
〇 おにぎりとサラダとチキン、サンドイッチとヨーグルト、おにぎりとカップ豚汁、お蕎麦と豚しゃぶ野菜 〇
食べやすく手軽にお腹がいっぱいになるような炭水化物のみの食事は「血糖スパイク」と言われる、食後の急激な血糖上昇を招きます。血糖スパイクは血管を痛めつけ、くりかえすことにより、糖尿病性網膜症や糖尿病性腎症などの合併症を引き起こします。炭水化物のみの食品ではなく、野菜やたんぱく質を加えることにより、食後の血糖の上昇は緩やかになり、健康な食事に近づきます。栄養の種類を数多くとることを意識して選びましょう。
高エネルギー食品を ヘルシーな食品に置換える
フライドチキン → サラダチキン
ポテトサラダ → 野菜サラダ
ケーキやシュークリーム → ヨーグルトやゼリー
菓子パンは食事ではなく、デザートや嗜好品として意識しましょう
食べやすく、安価で満足感のある菓子パン。しかし、菓子パンは食事の替りにはなりません。菓子パンを食べる際は、あくまで、お菓子やおやつとして意識をしましょう。パンを食べるときは、サンドイッチなど様々な食材が入っているもの選ぶようにしましょう。
