vol.103 眼科へ行こう眼を護ろう
- 糖尿病パンフレット
眼科へ行こう眼を護ろう
自覚症状がないまま、徐々に進行する 目の病気。糖尿病患者さんの5人に1人は、糖尿病網膜症の恐れがあります。糖尿病と診断されたら、自覚症状がなくても年1回 は眼科を受診しましょう。
糖尿病網膜症進行別の受診頻度、自覚症状、治療方法
・ 網膜症なし
受診頻度 年1回
自覚症状 ほとんどなし、見え方もほとんど変化なし
・ 糖尿病網膜症 初期 単純網膜症
受診頻度 6ヶ月に1回
自覚症状 ほとんどなし、見え方もほとんど変化なし
・ 糖尿病網膜症 中期 増殖前網膜症
受診頻度 2ヶ月に1回
自覚症状 ほとんどなし、見え方もほとんど変化なし
治療方法 網膜光凝固術
・ 糖尿病網膜症 末期 増殖網膜症
受診頻度 1ヶ月に1回
自覚症状 「かすむ」「ゆがむ」「かける」の症状があらわれ、末期には視力の低下や飛蚊症が起こります
治療方法 網膜光凝固術、硝子体手術
眼科で受ける検査
視力:ものが見えにくい、二重に見える、左右で見え方が違うなどの症状を調べます。
眼圧:風を当て目の表面を一時的にへこませ、元に戻る時間から眼圧を測定します。房水で保たれている眼球内圧を測定し、高眼圧症や緑内障などを調べます。
細隙灯顕微鏡検査:細隙灯と呼ばれる拡大鏡を使い、帯状の光を当て調べます。 まぶた、角膜(黒目の表面)、結膜(白目の表面)、虹彩(茶目)、水晶体(レンズ)などの傷や炎症、そして緑内障、白内障など、多くの目の病気が診断できます。
眼底検査:眼底鏡や眼底カメラを使って、目の奥の眼底部分の血管や網膜、視神経を調べます。
