vol.106 ヒートショックについて
- 糖尿病パンフレット
ヒートショックについて
ヒートショックとは、暖かい部屋と寒い部屋との温度差による、急激な血圧の変化が原因で 心筋梗塞や脳卒中を起こす健康リスクのことです。
寒さが厳しくなる これからの季節は、特に注意が必要です。
室内の寒暖差がある場所でヒートショックはおこります
特に冬の入浴時はヒートショックが起こりやすい条件が揃っています。
入浴中のヒートショック死亡事故は、年間 約19,000 人 にのぼります。その数、なんと 交通事故死亡者の 約4倍です。
入浴中にヒートショックを起こす際の血圧の変化
暖かな部屋 → 血圧安定
寒い脱衣所 → 血圧上昇
寒い浴室 → 血圧上昇
熱い風呂 → 血圧急降下 ヒートショックへ
ヒートショックを起こしやすい場所は トイレ、浴室、洗面室 です
ヒートショックになりやすい人チェック表
☐ 肥満、糖尿病、高血圧、心臓病などの持病がある
☐ 浴室や脱衣所に 暖房器具がない
☐ 42度以上の 熱い風呂が好き
☐ 飲酒後に 入浴する
☐ 入浴前 シャワーやかけ湯はしない
☐ 自分が風呂に入っている事を 誰も知らない
入浴中のヒートショックを防ぐための心構えチェック表
☐ 入浴前に 脱衣所や浴室を 少しでも温めましょう
☐ 一番風呂を避け 誰かの後に入りましょう
☐ 湯温は41度以下を 心がけましょう
☐ お湯に浸かる時間は 10分以内を目安にしましょう
☐ 食後や飲酒後すぐの入浴を 避けましょう
☐ 入浴する時は 誰かに一声かけてからにしましょう
