血糖値を測る
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血糖値を測る
血糖自己測定は、針を刺すときの痛みや、毎日続ける事が負担だと感じる方もいらっしゃいます。
そもそも、なぜ普段の血糖値を知ることが重要なのでしょうか。
血糖値を把握することで得られるメリットはあるのでしょうか。
今回は、血糖自己測定に対して前向きな気持ちを持っていただけるようその重要性や利点についてご紹介します。
まずはおさらい!血糖値の測り方
① 試験紙(チップ)を機器にとりつける。
② 穿刺する指をアルコールで拭く。
③ 穿刺器具を指に押しあて穿刺する。
➃ 血液をセンサーに吸わせる。
血糖値を測る際の注意点
・ 血液が少なすぎると正確な値がでない。
・ 血液が出づらい時には、穿刺前に指をピンク色になるくらい揉んでおくと、出やすくなる。
・ 試験紙は湿気に弱いため、開封後すぐにつかうようにする。
・ 指を清潔にしてから測る。アルコール消毒後、乾かしてから測定する。
血糖自己測定のメリット
・ 血糖値の変化を把握できる。血糖値が高くても自覚症状はほとんど現れない。測定により、高血糖を自覚することで、意識することができる。
・ 血糖値を測り続けることにより、何が血糖値を変化させるのか、分かるようになる。
・ 低血糖に気づくことができる。
・ 食事療法や運動療法の効果を、自分の目で確認でき、治療の励みになる。
・ インスリン注射などの治療を、細かくコントロールできる。
24時間連続で血糖の変化を見る
最近では24時間連続して血糖の変動を測定できる機器もあります。機器にはいくつか種類がありますが、当院で多く使われている「FreeStyleリブレ2」についてご紹介します。
特徴
・センサーを二の腕に装着すれば、最長14日間そのまま
測定できる(入浴、シャワー、水泳可)。
・自分のスマホや専用のリーダーにて、値を確認きる。
・1分毎にリアルタイムでグルコース値を測定できる。
・自分で設定した低血糖、高血糖に対して、アラートを
鳴らすことができる。
・専用のアプリを使えば、家族の方もグルコース値を確認できる。
測定を続けていると、これを食べると値が上がりやすい!これを食べると血糖が下がりづらい!身体を動かすと値が下がる!など、自分なりに色々な手ごたえを感じることができます。ぜひ、ご自身でご体感ください。
体感例:
・カレーライスを食べると上がった血糖値がなかなか下がらない。
・ドライフルーツを食べたら、血糖値がとても上がった。
・朝食をゼリー飲料で済ませていたが、いきなり血糖値があがり、いきなりさがった。上下の差がすごかった。
